7月12日に花巻市東和町で、キャリアアップ体験を行ってきました。
3グループに分かれて陶芸、さき織り、紙すきの各体験をしてきました。
【陶芸体験】
小鹿通窯(こがようがま)にて、小皿作り、展示作品の見学を行いました。学校にある電気窯とは比べものにならないくらい大きな窯を見て、みんなとても驚いていました。
作業場では、普段使ったことがない道具や粘土に苦闘しながらも、良い小皿を作ろうと一生懸命取り組みました。
講師の門馬先生には、道具の使い方や軟らかい粘土の扱い方、能率を意識した作業の仕方などを丁寧に教えていただきました。短い時間でしたが、最後には展示作品の見学もさせていただきました。
体験を終えて、生徒からは「また機会があれば教えていただきたい」、「今後の作業学習の参考にしたい」などの感想があり、とても貴重な経験をすることができたようでした。
【さき織り体験】
手芸班では、「さき織り伝承館」でさき織りの体験を行いました。普段の織り機とは違い、足を使って縦糸の上下を切り替えましたが、だんだんと慣れ、コースター2枚分のさき織りを完成しました。それぞれの織った布は、加工していただき、コースターに仕上がりました。
生徒たちは、本場の体験を通して織りの楽しさを感じてきたようです。今後、さらに良い製品作りを目指していきたいと思います。
織り方をていねいに説明してくださりました。
普段の織り機よりも大きな織り機を利用しました。
さき織り布の完成です。
織り製品も見学しました。
それぞれの好きな色のコースターに仕上がりました。
【紙すき体験】
紙工班では、300年以上の歴史をもつ「成島和紙」を受け継ぐ、成島和紙工芸館で紙すき体験を行いました。
普段行っている作業と違い「ため漉き」という技法で、すいた紙に指で字を書く「字漉き」や違う色を流し込んで絵を書く「絵漉き」を体験し、思い思いのオリジナル和紙を製作しました。生徒たちは体験を通して、日本古来より伝承されている和紙の文化に触れることができたようでした。
今後の作業に活かして、より良い製品を作っていきたいとおもいます。
プロの紙すきを体験
すいた紙に直接、字を書きます
「ブドウ」(絵漉き作品)
「大漁旗」(字漉き作品)